当科は、各種の臨床症状、疾病を持つ患者さんが、全人的・包括的な診療を受けられるように配慮し設けられた診療科です。内科領域のプライマリーケアーにおいて中心的役割を担い、各専門内科のみならず各種領域の専門医と連携をとりながら、内科領域全般につき診療に当たります。当科に紹介頂く症例には、不明熱、電解質異常など確定診断がつきにくいケースも多く、内科診断学を駆使し、感染症、腫瘍疾患、膠原病アレルギー疾患、内分泌・代謝疾患等の鑑別診断を行い、より効果的な治療につながるように努めています。
また、将来の医療を担う若い研修医の臨床研修における大きな目標の一つは、質の高い総合診療能力を身につけることです。総合内科は臨床医の育成においても重要な役割を果たす必要があり、主治医団として診断治療過程に参加することや、症例カンファレンスを通じ、総合内科的スキルアップを目指しています。