診療科目・センター・部門
Departments & Centers
東播磨圏域の中核診療科として高度専門医療を提供。脊椎外科、関節外科手術から重度外傷手術まで、手術件数は県内屈指です。
整形外科

学会認定教育施設

  • 日本整形外科学会認定医研修施設
  • 日本手外科学会認定手外科専門医認定研修施設

特色

当科は旧県立加古川病院時代から、東播磨圏域における中核診療科として、整形外科の高度専門医療を提供してきました。脊椎外科、関節外科手術が多いことが特徴で、小児先天疾患と悪性骨軟部腫瘍を除くあらゆる運動器疾患の治療を行っています。

2009年の新築移転に伴い、救命救急センターが併設され、重症3次救急の対応が可能となりました。骨盤骨折や多発外傷、脊椎脊髄損傷などの重症症例が東播磨だけでなく県内全域から多数搬送されるようになり、重度外傷の緊急手術が非常に多くなっております。また、ここ数年は、2次救急外傷も積極的に受け入れており、整形外科全体の手術件数も県内屈指となっております。

骨の模型

診療の様子

主な対象疾患

主として脊椎疾患(脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアなど)、関節疾患(変形性関節症や関節リウマチに対する人工関節、関節鏡手術など)、骨折・外傷(大腿骨近位部骨折など2次救急外傷から骨盤骨折、多発骨折、脊椎・脊髄損傷などの3次救急外傷までを含む。)、スポーツ傷害(半月板損傷、靱帯損傷など)、リウマチ外科(2016年4月からリウマチ膠原病センターの開設に伴い、手術件数も増加)、手の外科(当院は日本手外科学会認定研修施設)などの手術適応症例を中心に診療しています。

診療実績

2018年度の整形外科総手術件数は1,628件でした。救命救急センターに搬送される多発外傷、骨盤骨折、脊椎損傷など重症外傷の手術が非常に多く、さらに2次救急外傷も増え、骨折手術件数は過去最高となりました。

脊椎手術340
 椎間板ヘルニア70
 脊柱管狭窄症115
 頸髄症45
 脊椎損傷133
人工関節手術113
 THA34
 TKA47
骨折手術611
 四肢骨折(一般)263
 大腿骨近位部骨折106
 骨盤骨折57
 四肢骨折(救急)140
関節鏡手術57
 手外科227
 骨軟部腫瘍36

手術治療の特徴

脊椎外科

昨年、脊椎外科センターが開設され、手術件数も過去最高となりました。腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアのような日常診療でよく遭遇する疾患だけでなく、脊椎損傷や脊椎の転移性悪性腫瘍による脊髄麻痺の緊急手術も多く行っております。

骨折・外傷

一般の整形外科で扱うことの多い高齢者の大腿骨近位部骨折や2次救急外傷だけでなく、高エネルギー外傷に伴う多発骨折などの重傷外傷が多いことが特徴です。高エネルギー外傷等重症例では救急科、脳神経外科、形成外科等と連携して、集学的な外傷治療を行っています。骨盤骨折手術件数は昨年度57件と過去最高となりました。

関節外科

変形性関節症に対しては人工関節手術や、特に膝関節機能温存を目的に膝周囲骨切り術(Around knee osteotomy)も行なっています。

膝半月板損傷に対しては,関節鏡下部分切除だけでなく、症例に応じて半月板温存を目的にフィブリン血塊(Fibrin clot)を損傷部に充填する半月板縫合術も施行しています。その他前十字靱帯損傷に対する関節鏡下再建手術や足関節鏡も行っています。

関節疾患はスポーツでの損傷によるものも多く、術後も当院リハビリテーション科と連携しての術後観察を行なっています。

人工関節手術

変形性股関節症や変形性膝関節症に対しては、変形に応じた手術アプローチやインプラント選択での人工関節手術を行っています。適切な周術期管理や疼痛コントロール(関節内カクテル注射や神経ブロック等)、早期離床、リハビリテーションを進めることで術後の良好な機能回復を図っています。さらに近年、人工膝関節手術においてポータブルナビゲーションシステムを使用し、骨の変形に惑わされることなく正しい角度での人工関節設置を行っています。従来の方法と比較して、骨髄腔に与える侵襲が少なく、出血抑制や脂肪塞栓症候群などの合併症の予防にも効果があります。

リウマチ外科

2016年度よりリウマチ膠原病センターが開設され、リウマチ外科(特に手外科、関節外科)の機能が加わりました。リウマチの手術については、火、金の外来(担当:中川部長、上藤医長)でご相談ください。リウマチに関連したどのような症状でもご相談に応じます。

スポーツ整形外科

当科ではJリーグヴィッセル神戸のチームドクターとして、トップアスリートのメディカルチェックやスポーツ傷害の診療を行っています。また、当院のリハビリテーション科では、一般アスリートを対象にスポーツ整形外科診療も行っています(担当:柳田部長)。ここでは、icing等の基本的な消炎処置やストレッチ、筋力強化等のアスレティックリハビリテーションを中心に行い、早期のスポーツ復帰を目指しています。

脊椎外科センター

当科はこれまで東播磨圏域における脊椎外科診療の中心的な役割を果たしてきました。昨年度より脊椎外科センターが開設され、さらに多くのご紹介を頂いております。脊椎外科初診は、月曜日担当:原田院長、水曜日担当:高山部長、木曜日担当:青木部長で受け付けております。ご紹介頂いた症例については、原則として投薬、ブロック注射などの保存的治療が奏功しない場合に手術を考慮いたします。(脊椎外科センターの手術内容については別掲にて詳述)

脊椎外科センターホームページはこちら

骨粗鬆症センター

超高齢化社会の到来に伴い、骨粗鬆症患者は激増しており、当科でも骨粗鬆症による椎体骨折に対するBalloonKyphoplasty(BKP)や脊椎固定術、大腿骨近位部骨折の手術が増加しています。しかし、骨粗鬆症の治療は手術で終了するわけではなく、投薬を含めた系統的な治療の継続が必須です。当院が中心となって、大腿骨近位部骨折や脊椎椎体骨折の地域連携パスを導入し、2016年度からは骨粗鬆症治療の継続と再骨折の予防を目指した「東播磨骨粗鬆症地域連携ネットワーク」の運用を開始しました。さらに本年度からは「骨粗鬆症センター」を立ち上げました。月曜日、水曜日の午後診で骨粗鬆症外来(担当:岸本部長、市村医長)を行っており、骨粗鬆症の診断と薬剤の導入を行い、症状が落ち着けば薬剤の継続をかかりつけ医にお願いしています。(骨粗鬆症センターについては別掲にて詳述)

骨粗鬆症センターホームページはこちら

地域医療機関のみなさまへ

かかりつけ医をお願いします。

当科では以前より、初診は原則として紹介患者さんのみを対象とし、再診も術後急性期以外の通院患者さんは地域の医療機関に逆紹介させていただく方針を取っています。また当院では高度専門医療(整形外科では手術)に集中できるよう、”かかりつけ医を持ちましょう ” キャンペーンを推進しています。開業医の先生方にはぜひとも ” かかりつけ医” となって下さいますようお願い申し上げます。

専門外来にご紹介下さい。

当科では前述のように、専門外来として脊椎外科外来(月曜担当:原田院長、水曜担当:高山部長、木曜担当:青木部長)、骨粗鬆症外来(月曜午後担当:岸本部長、水曜午後担当:市村医長)とスポーツ整形外来(月曜、木曜午後、担当:柳田部長)、リウマチ外科外来(火曜、金曜、担当中川部長、上藤医長)を開設しています。脊椎疾患については脊椎外科外来まで、骨粗鬆症に関するご相談は骨粗鬆症外来まで、スポーツ傷害でお困りの症例があればスポーツ整形外来へ、リウマチの手術についてはリウマチ外科外来まで、お気軽にご紹介ください。

ご紹介の予約について

初診患者さんのご紹介は、地域医療連携部へFAXあるいはWeb予約をお願いします。予約なしの紹介状のみでも診察いたしますが、予約患者さんが優先となります。緊急の場合や整形外科救急の転送に関しては、時間内は地域医療連携部、時間外は夜間・救急受付へお電話の上、整形外科医とご相談ください。紹介患者さんの入院対応においては、積極的に受け入れるよう努めておりますが、原則として手術を前提とする患者さんを優先させて頂いております。安静、リハビリ等の保存治療目的での入院対応は困難な場合もあることをご了解下さい。また、当科では急性期医療に専念するため、地域医療連携部を通して術後早期の患者さんの転院をお願いしていますので、ご理解とご協力をお願いします。

当院は地域医療支援病院です。

当院は2011年3月に地域医療支援病院として承認を受けました。当科としても、皆様のご支援を得て、より一層地域医療連携を推進する所存ですので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

当院は、JOANR(日本整形外科学会症例レジストリー)に参加しています。
なお、ご自身の診療情報を研究に使用してほしくない方は申し出てください。それを理由に不利益を受けることはありません。

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