診療科目・センター・部門
Departments & Centers
CT、MRI、リニアックなど最新の放射線機器を導入し、迅速な画像診断と高度放射線治療を行っています。
放射線科・IVR科

学会認定教育施設

  • 日本医学放射線学会
  • 日本医学放射線学会 認定放射線専門医修練協力機関(全部門)
  • 日本IVR学会 専門医修練施設

特色

CTイメージ

当科は現在、放射線診断常勤医2名と放射線治療常勤医1名、非常勤放射線診断医1名と放射線治療医3名で放射線診療業務全般に取り組んでいます。

放射線診断では、256列デュアルエナジーCT、80列マルチスライスCTや1.5テスラMRI、3テスラMRI、核医学でのSPECT装置など最新の放射線機器が導入されています。

IVR(Interventional Radiology:放射線機器を用いた低侵襲治療)に関しては、肝細胞癌に対する肝動脈化学塞栓療法では、従来のTACEを始めとして、薬剤溶出性ビーズによる最新の治療法も実施しております。そして、門脈圧亢進症に対するカテーテル治療、化学療法や在宅療養のためのCVポート造設術も行っています。

また、下肢閉塞性動脈硬化症や透析シャント不全に対する経皮的血管形成術・ステント留置術やIVR-CTを使用した膿瘍などのドレナージ、腫瘍生検なども行っています。さらに、救命救急センターと連携して外傷性出血に対する緊急の止血術にも、24時間体制で対応しております。

核医学部門においては、骨シンチなどの通常検査に加えて、高齢者に対する脳血流シンチやダットスキャンなどの頭部検査にも対応しており、2022年度以降は新型コロナウィルス感染症の影響で減少していましたが、いずれの検査、治療とも徐々に回復しています。

放射線治療に関しては、姑息的照射だけではなく根治的放射線治療にも意欲的に取り組んでおり、県立粒子線医療センターや神戸低侵襲がん医療センターとも緊密に連携しております。乳腺外科や泌尿器科、脳神経外科など院内診療科からの依頼にとどまらず、県立がんセンターなどの近隣の中核医療機関や医師会の先生方からも多数のご紹介をいただいております。2023年度の放射線治療患者数は192件でした。以上のような対外照射だけではなく、骨転移に対するSr-89の放射線内用療法や去勢抵抗性前立腺癌骨転移に対するRa-223による放射線内用療法も行っております。また、2016年度から放射線科が直接治療ベッドを管理できるようになり、入院での放射線治療も柔軟に対応できるようになっております。必要に応じて、緩和ケア対応も行っております。

IVR-CTアンギオシステム

脳血流シンチグラフィ

診療実績

核医学症例数(2023年度)
部位件数
骨・腫瘍300
頭部119
頚部15
胸部0
心筋100
腎3
副腎1
腹部2
センチネル126
治療4
合計670
放射線治療症例数(2023年度)
症例件数
乳癌82
脳腫瘍13
肺癌9
食道癌3
前立腺癌11
膀胱癌6
骨腫瘍59
その他9
合計192
IVR症例数(2023年度)
手技件数
肝動脈化学塞栓療法45
門亢症による静脈瘤・肝性脳症6
骨盤動注リザーバー5
緊急止血術など(救急科と合同)63
透析シャント狭窄・閉塞30
下肢閉塞性動脈硬化症(循環器と合同)21
CVポート/CV・PICC・FDLカテーテル128
IVCフィルター留置・抜去3
その他の血管内治療4
非血管系(ドレナージ・生検・リンパ管造影)14
合計319

 

地域医療機関のみなさまへ

院外からの画像診断やIVR全般だけではなく、疼痛などの症状緩和を含めた入院による放射線治療についても、地域医療連携部を介して月~金で毎日対応しております。受診に至らないような相談的な内容でございましても、いつでもお気軽にお電話などでご連絡ください。

骨シンチを始めとして、認知症やパーキンソン病の診断に有用な脳血流SPECTやドーパミントランスポータシンチグラフィなどの核医学検査も随時行っております。地域医療連携部にご連絡くだされば予約対応させていただきます。

放射線治療を始めとして、下肢の閉塞性動脈硬化症や透析シャント不全に対する血管形成術、肝癌に対する動脈化学塞栓療法なども入院対応しておりますので、直接ご紹介頂ければ幸いです。