乳がんは女性のがんの中で最も多く、現在では12人に1人が乳がんに罹患すると言われています。日本人の場合、50歳前後が好発年齢とされてきましたが、近年は若年者や高齢者の方も増えてきています。
乳がんは、薬物療法の期間も治癒と判断出来るまでの期間も長いことが特徴です、当科は10年以上乳腺疾患を専門とした診療を続けてきた日本乳癌学会の認定施設です。現在は、2名の医師が乳腺疾患に特化して診療にあたっています。
当科の乳がん診療では、診断・治療・術後ケア(リンパ浮腫・ホルモン療法)・遺伝カウンセリング・サポーティブケアまで一貫して行っていけるような体制をとっています。また、合併疾患の治療においても、総合病院の利点を生かし、様々な診療科の協力を得て患者さんを支える努力をしています。
医師のほかにも乳腺診療に必要となる様々な経験と資格を取得したスタッフが充実しています(がん看護専門看護師、がん化学療法認定看護師、リンパ浮腫療法士、緩和ケア認定看護師、がん薬物療法認定薬剤師、家族性腫瘍コーディネーター)。