看護部
Nursing Department
患者さんに選ばれる病院づくり」をモットーに他部門と協働し、地域住民の皆様の期待にこたえられる「より質の高い看護」を目指しています。
看護部

専門看護師・認定看護師の紹介

私たちは、高度化・専門分化が進む医療現場において、患者さんやご家族がより安心して治療を受け、療養生活を送ることができるように、各分野で学んだ知識・技術を提供しながら、スタッフとともに実践を行っています。現在、専門看護師は「がん看護、慢性疾患看護」の2分野3名、認定看護師は「緩和ケア、がん化学療法看護、感染管理、皮膚・排泄ケア、集中ケア、手術看護、摂食・嚥下障害看護、救急看護」の9分野10名が在籍しています。今後も、それぞれの専門性を発揮し、多職種と協働しながら、質の高いケアを提供できるように活動していきます。

専門看護師

 人数氏名
がん看護1関 典子
慢性疾患看護1正井 静香

認定看護師

 人数氏名
緩和ケア

3

柿本 久美子作間 賀子・野木 幸子
がん化学療法看護1安宮 加代子
感染管理1森下 直美
皮膚・排泄ケア1仲上 直子
集中ケア松本 みゆき
手術看護1杉本 啓介
摂食・嚥下障害看護1田口 裕子
救急看護1森本 綾子
認知症看護1中村 暁恵

専門看護師

慢性疾患看護専門看護師
正井 静香(2009年認定)
活動内容について

糖尿病をはじめとする生活習慣病や関節リウマチなどの慢性疾患を抱える患者さん・ご家族に、看護外来を中心に関わっています。慢性疾患は長期にわたって療養を必要とし、セルフケアが重要です。また高齢患者さんにおいては、抱えている状況が多彩で複雑なことが多く、多職種や地域の方々とも連携しながら支援を行っています。患者さん・ご家族の思いを大切にし、病気を抱えながらもその人らしく地域で生活できることを心がけて日々活動しています。

がん看護専門看護師
関 典子(2009年認定)
活動内容について

患者さんとご家族が、残された貴重な時間をその人らしく有意義に過ごすことができるように、緩和ケア病棟スタッフと多職種と連携しながら支援をしています。また、リンパ浮腫外来では、リンパ浮腫を発症している患者さんに対し、リンパ浮腫に関する指導やケアを行っています。

がんという病を持つ患者さんとそのご家族のQOL(生活の質)が維持・向上できるよう関わっていきたいと思っています。

認定看護師

緩和ケア認定看護師
柿本 久美子(2007年認定)
活動内容について

がん患者さんの身体的・精神的なつらさの緩和や療養生活の援助を行い、そしてご家族の心配事や気がかりに対する支援をしています。またサポーティブケアチームの一員として多職種で各病棟ラウンドを行い、苦痛症状が緩和できるよう病棟スタッフと治療やケア内容についてディスカッションをしています。これからも、患者さんとご家族がその人らしくより良い時間を過ごすことができるように多職種協働でケアをしていきたいと思います。

がん化学療法看護認定看護師
安宮 加代子(2012年認定)
活動内容について

外来化学療法室を中心に実践をしています。治療を受けながらも安楽で今迄の生活が維持できるように、患者さんが治療や副作用を理解し対処方法を見出せるようセルフケア支援などをしています。また、患者さんの思いを表出しやすい雰囲気作りを心がけて、治療に対する疑問や不安に対応し意思決定支援を行っています。患者さんが、納得して有効な治療が確実に実施できるような看護をしていきたいと思います。

感染管理認定看護師
森下 直美(2012年認定)
活動内容について

感染管理認定看護師の役割は医療関連施設を利用する患者さんや家族、面会者そして現場で働くすべての人々を感染源から守る事が主な役割になります。その為に、感染制御チーム(ICT)の一員として院内の環境ラウンドや感染対策で困った時の相談対応、感染対策が適切に行えているかの確認などを行っています。直接患者さんに接する事は少ないですが、安心安全な医療と看護、快適な入院生活が提供出来る様に活動を行っています。

皮膚・排泄ケア認定看護師
仲上 直子(2013年認定)
活動内容について

褥瘡(床ずれ)などの創傷、ストーマ(人工肛門・人工膀胱)、失禁に関するケアを専門としています。キズを作らない為の予防ケア、キズができてしまった後の治療ケアを多職種と協働して行っています。また、ストーマと共に生活される方々が、少しでも快適に過ごされますように、支援させて頂いています。患者さんがどのような生活をされているかを知り、それを踏まえた看護を提供していきたいと思っています。

集中ケア認定看護師
松本 みゆき(2005年認定)
活動内容について

重傷かつ集中治療が必要である患者様・ご家族に最善の看護を提供し、身体的精神的障害を最小限に回復して頂けるよう関わっています。また適切な情報収集とアセスメントで重症化予防や早期回復を目指しています。ドクターカーやドクターヘリによる病院前救護も含め、入院時の超急性期から退院後の生活までを見据えて、救命センターだけではなく、一般病棟の患者さんの看護ケアにも積極的に関わり、看護の質の向上に努めています。

他職種と良好なコミュニケーションを保ちながら、即応力のあるチーム医療のサポートを行うことも集中ケア認定看護師の役割だと感じています。

手術看護認定看護師
杉本 啓介(2014年認定)
活動内容について

手術を受ける患者さんの二次的合併症を予防し、術後の回復過程を促進するよう他職種と連携しながら手術看護を実践しています。また、患者さんを中心とした継続看護の充実に向けて、院内や地域での講義を積極的に行っています。日々、高度化する医療のなかで、患者さんが安心・安全に手術を受けることができ、早期に術後回復できるよう、スタッフと共に手術看護を確実に、思いやりの心で実践していきたいと思っています。

摂食・嚥下障害患者看護認定看護師
田口 裕子(2014年認定)
活動内容について

患者さんの「食べたい」という欲求と、ご家族や医療スタッフの「食べてもらいたい」という願いが少しでも叶えられるよう日々の看護実践を中心に、口腔ケアや食事形態の調整、食事姿勢の工夫などのセルフケア支援をしています。患者さんの摂食・嚥下障害の程度はそれぞれ異なるため、患者さんごとにきめ細かい配慮を行いながらのケア提供を心がけています。

救急看護認定看護師
森本 綾子(2018年認定)
活動内容について

救急患者は時と場所を選ばず発生するため、救急看護はあらゆる場面で行われます。ドクターヘリやドクターカーでの病院前救護から初療看護まで、対象は外傷、脳血管障害、中毒などの多種多様な疾病・外傷を有したあらゆるライフステージの患者さんとそのご家族です。救急看護は緊急度・重症度を基軸として、少ない情報から患者さんの状態を判断し、急激な状態変化に即応した看護援助を行っています。搬送された患者さんの社会復帰を見据えて、心身の障害を最小限にとどめることを目標に看護ケアを提供していきたいと思います。

認知症看護認定看護師
中村 暁恵(2022年認定)
活動内容について

認知症を有する患者さんは、入院や病態・治療・処置による影響を受け、不安や混乱を増強し認知症の行動・心理症状(BPSD)が悪化することがあります。

患者さんが「受入れられている」「安心できる」と感じられるなじみのある療養環境に整え、認知症の行動・心理症状(BPSD)の悪化を予防していきます。そして、患者さんの立場に立って状況を理解しようとする姿勢で患者さんのニーズに向き合い、穏やかな入院生活が送れるよう多職種と連携・協働しながら看護ケアを提供していきます。

緩和ケア認定看護師
作間 賀子(2022年認定)
活動内容について
緩和ケア病棟やサポーティブケアチームに所属し、「緩和ケア」を必要とする患者さんとそのご家族に対して、体や心などの苦痛を少しでも緩和し、より良い日常生活が過ごせるように支援しています。苦痛症状の緩和や看取りのケアだけでなく、その人らしさを大切に「最期まで自分らしく生きる」を支えて行きたいと思っています。
また、研修の実施や多職種チームでの連携を強化し、病院全体の緩和ケアの知識、実践能力の向上を目指したいと考えています。

看護外来について