病棟、救急診療、当直業務など
脳外科病棟では上級医と共に主治医の一人として入院患者の診療を行い、何時でも上級医へのコンサルト、相談ができる状況としています。脳外科医のみのカンファレンスの時間は設けていません。重症の脳卒中や頭部外傷など三次救急患者搬送時には、救急医と共同で初期診断、初期治療を行います。毎朝の救急医との合同カンファレンスに参加します。当直業務は2-3日/月、脳外科オンコールは、独り立ち(数ヶ月後)の後は10日/月程度です。
脳外科手術
専攻医は基本的に全ての手術に参加します。operatorとしては穿頭術からですが、上級医の指導のもと一つ一つの手術をきっちりと自分のものにしていけば、外傷や血管障害の開頭手術の執刀も行える能力は自ずと身に付くと思われます。血管内手術においても同様で、まず脳血管撮影検査が独立して行えるようになることが第一です。マイクロサージェリーでは、実体顕微鏡および微小血管吻合の練習器(医局内に整備されている)を用いた反復練習も重要であり、一定の技術が身に付けば、学年に関わらず顕微鏡手術の機会が与えられます。
学術活動
抄読会は適宜行い、常に英語論文に触れるようにしています。専攻医の学会発表は4-5回/年程度の頻度で、上級医の指導のもと論文作成も1本/年以上を目標に行っています。