診療科目・センター・部門
Departments & Centers
緊急を要する脳疾患から脳腫瘍・内分泌疾患・脊髄疾患などに、先端の技術と機器、他診療科との連携で高度専門治療を行っています。
脳神経外科

学会認定教育施設

  • 日本脳神経外科学会専門医制度関連施設

特色

  1. 緊急脳疾患(重症頭部外傷、脳卒中など):当院は3次救命救急センターが併設されており、多発外傷・重症外傷の受入れが非常に多いことが特徴であり、脳外科常勤医2名にて重症頭部外傷の急性期治療の任にあたっています。脳卒中では透析など全身合併症を有する症例では、他科と連携して治療を行なっています。
  2. 手術顕微鏡やナビゲーションなど先端機器を用いており、また他診療科と連携しつつ、脳腫瘍においては手術、化学療法、放射線療法などの標準的治療を行なっています。
  3. 救急疾患以外にも、頭痛、めまい、痺れなど日常的な症状、軽症例においても診療を行なっています。手術の有無に関わらず、患者さんにとって最善の治療を提供していくことを目標としています。

診療実績

 R1R2R3R4R5 
脳神経外科新規入院患者総数206138155181165
脳神経外科手術総数16696109113102
脳動脈瘤111222
開頭術101202
血管内治療10020
脳、脊髄腫瘍201625124
開頭術16111622
経蝶形骨洞手術10311
神経内視鏡手術01001
脊髄腫瘍24690
頭部外傷開頭術30421217
機能的脳神経外科手術1412141011

 

対象疾患

脳神経外科医が行う治療としては、急性期から回復期や慢性期の治療、さらには疾病の予防にも取り組んでいます。
対象疾患としては、脳出血や脳梗塞、くも膜下出血などの脳血管障害、原発性および転移性脳腫瘍、頭部外傷です。また脊椎・脊髄疾患に関しては、整形外科との連携にて治療を行っています。また顔面痙攣や三叉神経痛、難治性疼痛に対する脳脊髄刺激療法、筋痙縮に対するバクロフェン持続髄注療法・神経縮小術・ボツリヌス療法などの機能神経外科の診療も行っています。

地域医療機関のみなさまへ

頭部外傷や脳卒中などの救急診療から、頭痛やめまいなどの日常診療まで、また、偏頭痛に対する予防的治療(抗CGRP抗体注射)も行なっています。手術については、脳・脊髄腫瘍、血管障害、水頭症など、ナビゲーションや術中モニタリングなどを用いて、安全・確実な治療を提供するように心掛けています。
より高度な治療が必要な患者さんについては、神戸大学医学部附属病院や兵庫県立はりま姫路総合医療センター等と連携して治療にあたっています。
2022年5月から森下医師がはり姫へ異動(当院兼務、水曜日の外来診療のみ)となり、機能的疾患(痙縮に帯するボトックス治療やバクロフェン髄注療法、難治性疼痛に対する脊髄刺激療法など)については水曜日に集約しております。
微力ながら地域医療に貢献できるよう日々精進して参ります所存ですので、今後ともご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます。