平成28年12月に甲南加古川病院からの診療機能を受け継ぎ、腎臓内科・血液浄化センターを開設し、南棟地下1階で外来診察や血液浄化療法(主に血液透析)を行っています。
腎臓内科では慢性的な検尿異常(血尿や蛋白尿)や慢性糸球体腎炎(ネフローゼ症候群含む。)が疑われる症例に対する原因精査や、保存期慢性腎不全の患者さんに対する投薬調整や食事指導、腎代替療法が必要となる末期腎不全患者に対して適正な腎代替療法を提案し血液透析希望の場合は当院で導入を行っています(腹膜透析を希望された場合は他院へ紹介させて頂きます)。その他の特徴として、糖尿病・内分泌内科と連携し糖尿病性腎症重症化予防に力を入れています。糖尿病教育入院にも参加し、特に腎症の注意が必要な患者さんに対しては血糖管理だけでなく血圧や食事療法を中心に介入し、適宜外来フォローも行なっています。
血液浄化センターでは外来血液透析だけでなく、合併症を伴う透析症例(入院加療が必要な血液透析患者)の一時的な血液透析の受け入れを積極的に行っています。甲南加古川病院血液浄化センターの治療方針「よく食べ、よく動き、きれいな水でしっかり透析」を継続し、血液透析のみならず血漿交換療法、血液吸着療法、白血球除去療法等の血液浄化療法を積極的に行ない、安全性の高い治療を行なっています。全ベッドでオンラインHDF(血液ろ過透析)治療が可能です。また電子カルテと透析装置を連動させた中央管理システムを導入し、安全性の高い透析治療を実施し、多彩な合併症のある血液透析患者さんの状態に合わせて対応しています。
腎生検 | 7例/年 |
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血液透析導入 | 28例/年 |
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