リウマチ科は内科4名、整形外科2名の計6名(うち5名が日本リウマチ学会指導医)の常勤医師により業務を行っています。当科診療患者数は、現時点で総勢約3000名であり、その内訳は関節リウマチが約4分の3、残り4分の1が多岐にわたる膠原病とその類縁疾患となっています。当科には様々な主訴、全身状態、検査所見の患者が集まって来るため、的確な診断の上に適切な治療方針を選択できる能力が必要となってきますが、全国でも屈指の患者数(=豊富な症例経験)と指導医数の当院で研鑽を積めば、短い年数で独り立ちできることと思います。もちろん専門医取得も応援します。
習得できる診療技術:一般内科的な診療技術に加え、当科に特異的な病歴の取り方、関節所見の取り方、各種自己抗体や免疫学的パラメータをはじめとする血液データの読み方、骨関節・胸部X線写真の読影、関節エコー、リウマチ科に特有の薬剤(DMARDs、ステロイドホルモン、免疫抑制剤、生物学的製剤、分子標的低分子化合物)の適応と副作用、障害関節への装具・リハビリ・手術適応など。
週一回カンファレンスを行っており、特に診断や治療が難しい症例には時間をかけてディスカッションをします。色々勉強をして、積極的な意見交換をお願いします。また患者さん向けには、看護師、薬剤師、リハビリテーション科などと共同でリウマチ教室を行っています。当科が多くの業種のネットワークから成り立っていることを知ることができます。また近隣の医療関係者も参加する加古川リウマチカンファレンスを定期的に開催し、お互いのレベルアップも図っています。その他、学会や研究会では発表・講師・座長などの活動を各上級医は積極的に行っておます。更には豊富な症例数を背景にした臨床研究プロジェクト立案も比較的容易であり、専攻医の先生方もそれらの活動を一緒にやっていきましょう。
関節リウマチ | 2409 |
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シェーグレン症候群 | 210 |
強皮症 | 169 |
リウマチ性多発筋痛症 | 133 |
全身性エリテマトーデス | 132 |
混合性結合組織病 | 65 |
多発性筋炎/皮膚筋炎 | 58 |
ANCA関連血管炎 | 30 |
脊椎関節症 | 26 |
RS3PE症候群 | 23 |
成人発症スティル病 | 12 |
大動脈炎症候群/巨細胞性動脈炎 | 12 |
ベーチェット病 | 10 |
特発性血小板減少性紫斑病 | 7 |
その他 |
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