まず新病院では救命救急センターを併設し放射線科も特に骨盤骨折や肝・腎・脾臓の外傷性出血や消化管出血に対する止血術など救急医療のIVRに携わっています。(図2)
待期的なIVRでは肝臓内科医の増員に伴い肝癌に対する肝動脈塞栓術や肝炎のインターフェロン治療前の血小板増加のための部分脾動脈塞栓術などがさらに増えてきています。
また以前から常勤する糖尿病・循環器内科、皮膚科に加え循環器外科、形成外科、リハビリ科の常勤医を加えてフットケアチームが設立されています。その中で当科では下肢動脈の経皮的バルーン拡張術やステント留置術など下肢動脈の血流改善を担っています。(図3)
このほか非血管系では膿瘍などのドレナージや肺や腹部腫瘍のCT下生検、気管支などへのステント留置なども行っています。
血管造影装置としては神戸大学や兵庫医科大学などと並んで兵庫県内でも4台しか設置されていないIVR-CT装置が導入されています。すべてのIVRはこの装置を使用し血管系の出血源や治療効果判定、非血管系でのドレナージカテーテルや生検針の確認など血管造影装置とCTを駆使しより精度の高い治療を目指しています。(図1)
また当院は播磨地方では3つのIVR専門医修練認定施設の1つであり当院で2年のIVRの修練を行うことでIVR専門医申請資格を習得可能です。
救急のIVRから待期的な血管系・非血管系のIVRまで様々なIVRを習得可能な当病院で一緒に働いてみませんか。
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