病院について
About the Medical Center
院長挨拶

ご挨拶

令和4年4月1日に当院院長に就任いたしました田中宏和です。

新型コロナウィルス感染症対応で大変な折に、このような大役を任され、責任の重大さに身の引き締まる思いです。また、当院のさらなる発展に取り組む機会をいただき、大変光栄に思います。

さて、私が加古川医療センターに赴任したのは、平成6年4月の県立加古川病院の時代で、今年で28年目ということになります。当時は、加古川には、国立加古川病院、県立加古川病院、加古川市民病院と3つの加古川病院があったわけですが、我が県立加古川病院は、諸先輩方の努力もあり、“ケンカコ”と皆様から信頼され、愛される病院であったと記憶しております。

当院は、全国でも指折りのドクターヘリを備えた救命救急センターを有し、地域の皆様の救急医療、特に3次救急を担う病院として平成21年11月に移転・設立されました。また、同時に、糖尿病をはじめとした生活習慣病の高度専門的医療の提供と医療者の教育・育成、緩和ケア医療の提供、神経難病医療および1類・2類感染症に対する対応を政策医療として、東播磨地域のみならず全県的な拠点病院としての役割も求められております。そのため、この度の新型コロナウィルス感染症の兵庫県の拠点病院として、主に、中等症、重症患者の治療に取り組んでまいりました。幸い、病院内でのクラスターの発生もなく、拠点病院としての役割を果たせているものと考えております。

ただ、患者様には、多くのご不便とご迷惑をおかけし、大変心苦しく思っております。このコロナとの戦いは今後も続くものと覚悟しておりますが、皆様におかれましては、感染予防をこれまでどおりお願いしたく、また、加古川医療センターにご理解とご支援をいただけましたら幸いに存じます。

これからも、皆様に信頼され、愛される病院運営を心掛けたいと考えておりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

令和4年4月
兵庫県立加古川医療センター 院長 田中 宏和