当科は、体表の様々な病変(外傷、変形、腫瘍、潰瘍、先天奇形等)に対して、常勤医3名体制で火曜日以外、毎日初診を受け付けております。(急患は随時対応致します)。形成外科領域全般にわたり、患者さんの状況に応じた最適な医療を提供できるよう心がけております。
疾患大分類手技数 | 入院 | 外来 | 計 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
全身麻酔 | 腰麻・伝達麻酔 | 局所麻酔・その他 | 腰麻・伝達麻酔 | 局所麻酔・その他 | ||
外傷 | 127 | 6 | 35 | 7 | 57 | 232 |
先天異常 | 6 | 6 | ||||
腫瘍 | 46 | 17 | 1 | 366 | 430 | |
瘢痕・瘢痕拘縮・ケロイド | 5 | 5 | 29 | 39 | ||
難治性潰瘍 | 50 | 1 | 31 | 6 | 88 | |
炎症・変性疾患 | 12 | 11 | 11 | 13 | 47 | |
美容(手術) | 0 | |||||
その他 | 5 | 36 | 4 | 45 | ||
Extraレーザー治療 | 106 | 106 |
顔面骨骨折(鼻骨、頬骨、顎骨等)、顔面外傷(切り傷、擦り傷など)、熱傷を中心に全身のケガの診察をおこなっております。手指の損傷(切断指)に対してもマイクロサージャリー(顕微鏡を用いた血管吻合術)で対応しています。また受傷直後の傷跡に対しては、創傷被覆材、内服薬などにより、ある程度目立ちにくい傷跡にできます。経過の長い目立つ傷跡に対しては、修正手術により整容的な改善が見込めるまでお気軽にご相談ください。
大きな腫瘍を切除した後や、ケガによってできる深い大きな傷とその周りには変形(皮膚、軟部組織の欠損、凹み、ひきつれ等)が生じます。これに対して組織移植(皮膚、骨、脂肪、筋肉等)技術や局所皮弁術等を用いた再建手術を行っています。
良性の“ほくろ”から悪性腫瘍(皮膚がん)に至るまで、整容的、機能的な面に配慮した手術を心がけています。メスで切る方法や、炭酸ガスレーザーで焼く方法など腫瘍の大きさ、形、場所に応じて適切な方法を選択します。
褥瘡(床ずれ)、難治性潰瘍(糖尿病性、末梢循環不全によるもの等)に対して軟膏、創傷被覆材を用いた保存的治療(湿潤療法)から、皮弁術、植皮術といった手術療法まで症例に応じた治療を行っております。
合指症、多指症、臍ヘルニア(でべそ)、耳介変形、副耳、眼瞼下垂症、睫毛内反症(逆まつ毛)、母斑(あざ)など幅広く対応いたします。
最近では、コンタクトレンズの普及に伴い腱膜性眼瞼下垂症で受診される患者さんが増えています。また保険による腋臭症(ワキガ)の治療も行っております。美容トレチノイン軟膏、ハイドロキノン軟膏、アレックスレーザーを用いたシミ治療をスタートしております。美容診療は自費となります。
当科では、外傷、熱傷等の二次救急対応をいたします。また腫瘍切除などで整容的に配慮が必要な症例(特に女性、小児の顔面、露出部位等)もご紹介いただけると幸いです。慢性創傷(褥瘡、潰瘍)治療にも力を入れておりますので、お困りの症例がございましたらご一報ください。今後とも何卒宜しくお願いいたします。
© Hyogo Prefectural Kakogawa Medical Center. All rights reserved.