令和３年度病院指標 | 兵庫県立加古川医療センター

病院について

About the Medical Center

臨床評価指数
DPCデータを活用した病院指標の公表

令和3年度　病院指標

年齢階級別退院患者数
診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）
初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
成人市中肺炎の重症度別患者数等
脳梗塞の患者数等
診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）
その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）

年齢区分	0～	10～	20～	30～	40～	50～	60～	70～	80～	90～
患者数	–	76	112	170	419	783	973	1778	1087	167

Ⅰ　定義
・集計期間に退院した患者さんの年齢階級別（10歳刻み）患者数を示しています。
・年齢は。入院した時点での年齢を集計しています。
Ⅱ　解説
・全退院患者数5,565人のうち各年齢階級別では、70歳代が1,778人（31.9%）と最も多く、次に80歳代が1,087人（19.5％）となっており、合わせると2,865人と全退院患者数の51.5％に相当します。
・また産科・小児科の診療体制を有さないことにより、10歳代の患者数は76人と全退院患者数の1.4％に留まっております。

診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）ファイルをダウンロード

内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
040081xx99x0xx	誤嚥性肺炎　手術なし　手術・処置等２なし	11	11.27	20.57	9.09	84.73
110310xx99xxxx	腎臓又は尿路の感染症　手術なし	10	13.20	13.14	10.00	83.90
080010xxxx0xxx	膿皮症　手術・処置等１なし	–	–	13.07	–	–
110290xx99x0xx	急性腎不全　手術なし　手術・処置等２なし	–	–	14.23	–	–
110080xx9900xx	前立腺の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等１なし　手術・処置等２なし	–	–	9.24	–	–

内科で分類されたＤＰＣコードは１０１項目で、件数は９４７件でした。疾患名では「誤嚥性肺炎」１２件となりました。
　※ＤＰＣコード別の件数が１０件未満の症例については、「令和４年度病院情報の公表の集計条件等について」により、ハイフンを入力しています。

リウマチ科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
070560xx99x00x	重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患　手術なし　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	24	22.38	14.75	4.17	65.08
070210xx01xxxx	下肢の変形　骨切り術　前腕、下腿等	12	26.42	20.65	0.00	74.08
070470xx99x0xx	関節リウマチ　手術なし　手術・処置等２なし	12	12.67	15.50	0.00	76.58
070470xx01xxxx	関節リウマチ　人工関節再置換術等	10	19.30	23.55	30.00	73.10
080140xxxxx0xx	炎症性角化症　手術・処置等２なし	–	–	13.52	–	–

リウマチ科で分類されたＤＰＣコードは６９項目で、件数は１７４件でした。そのうち疾患名が「重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患」が３７件、「関節リウマチ」が３２件で、この２疾患でリウマチ科の４割弱を占めています。コロナ対応の影響で生物学的製剤治療を外来へ移行したため、「関節リウマチ」の件数が昨年に比べて７５％程度、減少しています。

外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
060160x001xxxx	鼠径ヘルニア（15歳以上）　ヘルニア手術　鼠径ヘルニア等	54	5.41	4.74	1.85	68.96
060330xx02xxxx	胆嚢疾患（胆嚢結石など）　腹腔鏡下胆嚢摘出術等	28	5.75	6.25	0.00	65.25
060335xx02000x	胆嚢炎等　腹腔鏡下胆嚢摘出術等　手術・処置等１なし　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	26	6.31	7.11	0.00	64.88
060035xx010x0x	結腸（虫垂を含む。）の悪性腫瘍　結腸切除術　全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等　手術・処置等１なし　定義副傷病なし	24	13.25	15.76	0.00	70.50
060020xx02xxxx	胃の悪性腫瘍　胃切除術　悪性腫瘍手術等	22	16.73	18.34	0.00	72.45

外科（消化器外科）で分類したＤＰＣコードは１００種類以上あり、そのうち疾患名で分類した最多は「胃の悪性腫瘍」６５件でした。その他「結腸(虫垂を含む)の悪性腫瘍」４３件、「直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍」３７件等、消化器系の悪性腫瘍が１７６件（４０.７％）を占めています。
　この他「鼠径ヘルニア」５５件、「胆嚢炎等」２９件、「胆嚢疾患（胆嚢結石など）」２８件となっています。

整形外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
160800xx01xxxx	股関節・大腿近位の骨折　人工骨頭挿入術　肩、股等	69	22.55	25.32	73.91	79.59
070341xx020xxx	脊柱管狭窄（脊椎症を含む。）　頸部　脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術（多椎間又は多椎弓の場合を含む。）　前方椎体固定等　手術・処置等１なし	48	23.75	19.76	37.50	68.04
070343xx97x1xx	脊柱管狭窄（脊椎症を含む。）　腰部骨盤、不安定椎　その他の手術あり　手術・処置等２１あり	43	19.37	19.85	30.23	72.26
07040xxx01xxxx	股関節骨頭壊死、股関節症（変形性を含む。）　人工関節再置換術等	38	20.21	20.63	36.84	73.37
070230xx01xxxx	膝関節症（変形性を含む。）　人工関節再置換術等	33	22.64	23.02	54.55	75.00

整形外科で分類したＤＰＣコードは１４０項目あり、そのうち最多のＤＰＣコードは「股関節・大腿近位の骨折人工関節置換術等」の６９件でした。
　また、疾患名で分類した最多は昨年に引き続き「脊柱管狭窄(脊椎症を含む)腰部骨盤、不安定椎」で１０８件にあり、そのうち９７件が手術症例でした。

形成外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	平均年齢
020230xx97x0xx	眼瞼下垂　手術あり　手術・処置等２なし	38	6.05	2.94	72.11
180060xx97xxxx	その他の新生物　手術あり	16	6.25	6.18	44.38
070010xx970xxx	骨軟部の良性腫瘍（脊椎脊髄を除く。）　その他の手術あり　手術・処置等１なし	15	6.60	4.66	43.93
160200xx0200xx	顔面損傷（口腔、咽頭損傷を含む。）　鼻骨骨折整復固定術等　手術・処置等１なし　手術・処置等２なし	13	5.15	5.16	25.77
020320xx97xxxx	眼瞼、涙器、眼窩の疾患　手術あり	12	5.33	3.11	62.67

形成外科で分類されたＤＰＣコードは６１項目あり、最多症例は「眼瞼下垂手術あり処置2なし」が３８件でした。平均年齢は72.11歳です。
　眼瞼下垂に関する手術は、K2193 眼瞼下垂症手術(その他)２１件、K2191 眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法)１９件となっています。

眼科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	平均年齢
020110xx97xxx1	白内障、水晶体の疾患　手術あり　両眼	187	4.13	4.83	76.62
020110xx97xxx0	白内障、水晶体の疾患　手術あり　片眼	90	2.54	2.71	76.29
020200xx9710xx	黄斑、後極変性　手術あり　手術・処置等１あり　手術・処置等２なし	56	3.63	6.14	73.07
020240xx97xxx0	硝子体疾患　手術あり　片眼	21	3.29	5.36	70.52
020160xx97xxx0	網膜剥離　手術あり　片眼	17	5.59	8.48	60.76

眼科で分類されたＤＰＣコードは23種類で、件数は459件でした。疾患名による分類の最多は「白内障、水晶体の疾患」が278件で、そのうち392件が水晶体再建術でした。
　それ以外のＤＰＣコード別の件数では最多は「黄斑、後極変性」で、「硝子体茎顕微鏡下離断術」を実施する症例となっています。

皮膚科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
080190xxxxxxxx	脱毛症	24	3.96	3.36	0.00	35.38
080020xxxxxxxx	帯状疱疹	14	8.21	9.22	0.00	71.36
080006xx01x0xx	皮膚の悪性腫瘍（黒色腫以外）　皮膚悪性腫瘍切除術等　手術・処置等２なし	13	5.77	7.68	0.00	77.38
161060xx99x0xx	詳細不明の損傷等　手術なし　手術・処置等２なし	–	–	3.21	–	–
080010xxxx0xxx	膿皮症　手術・処置等１なし	–	–	13.07	–	–

皮膚科で分類されたＤＰＣコードは３４項目で１２６件でした。また、疾患名では「脱毛症」２４件、「帯状疱疹」と「皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外)」が１４件と続いています。
※ＤＰＣコード別の件数が１０件未満の症例については、「令和４年度病院情報の公表の集計条件等について」により、ハイフンを入力しています。

泌尿器科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	平均年齢
110070xx03x0xx	膀胱腫瘍　膀胱悪性腫瘍手術　経尿道的手術　手術・処置等２なし	142	6.16	7.02	73.37
110080xx991xxx	前立腺の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等１あり	138	2.20	2.50	71.44
11012xxx020x0x	上部尿路疾患　経尿道的尿路結石除去術　手術・処置等１なし　定義副傷病なし	73	4.68	5.56	58.22
110080xx01xxxx	前立腺の悪性腫瘍　前立腺悪性腫瘍手術等	66	13.21	11.63	71.18
110200xx02xxxx	前立腺肥大症等　経尿道的前立腺手術等	27	9.74	8.23	75.41

泌尿器科で分類されたＤＰＣコードは９５項目７６１件で、そのうち最多のＤＰＣコードは「膀胱腫瘍　膀胱悪性腫瘍手術」で１４２件でした。
　また、疾患名で分類した最多は「前立腺の悪性腫瘍」２１９件で、次いで「膀胱腫瘍」２０９件となりました。

循環器内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
050130xx9900xx	心不全　手術なし　手術・処置等１なし　手術・処置等２なし	41	14.63	17.35	12.20	82.59
050050xx9910xx	狭心症、慢性虚血性心疾患　手術なし　手術・処置等１１あり　手術・処置等２なし	37	2.73	3.06	8.11	71.59
050210xx97000x	徐脈性不整脈　手術あり　手術・処置等１なし、１,３あり　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	11	10.45	10.24	9.09	76.45
050050xx0200xx	狭心症、慢性虚血性心疾患　経皮的冠動脈形成術等　手術・処置等１なし、１,２あり　手術・処置等２なし	11	4.45	4.36	0.00	72.27
030250xx991xxx	睡眠時無呼吸　手術なし　手術・処置等１あり	–	–	2.03	–	–

循環器内科で分類されたＤＰＣコードは５９項目２０９件で、最多の項目は「心不全手術なし処置1なし処置2なし等」４１件でした。疾患名では最多が「狭心症、慢性虚血性心疾患」５８件、次いで「心不全」が５３件でした。
※ＤＰＣコード別の件数が１０件未満の症例については、「令和４年度病院情報の公表の集計条件等について」により、ハイフンを入力しています。

消化器内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
060050xx97x0xx	肝・肝内胆管の悪性腫瘍（続発性を含む。）　その他の手術あり　手術・処置等２なし	47	9.13	10.48	2.13	74.81
060020xx04xxxx	胃の悪性腫瘍　内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術	43	8.23	7.96	0.00	72.56
060340xx03x00x	胆管（肝内外）結石、胆管炎　限局性腹腔膿瘍手術等　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	41	9.46	9.21	4.88	74.61
060100xx01xxxx	小腸大腸の良性疾患（良性腫瘍を含む。）　内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術	41	2.37	2.65	0.00	67.88
060300xx99x00x	肝硬変（胆汁性肝硬変を含む。）　手術なし　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	30	10.13	11.16	3.33	71.57

消化器内科で分類されたＤＰＣコードは１５０項目で７０４件でした。最多のＤＰＣコードは「肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む) その他手術あり処置2なし」４７件でした。
　疾患名では、「肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む)」１１１件が最多で、次いで「肝硬変(胆汁性肝硬変を含む)」８２件でした。最多疾患の「肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む)」のうち手術を伴う症例が７２件、化学療法を伴う症例が２４件でした。

糖尿内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
10007xxxxxx1xx	２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。）　手術・処置等２１あり	48	13.10	14.41	6.25	64.69
10007xxxxxx0xx	２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。）　手術・処置等２なし	15	11.20	11.15	0.00	62.13
100020xx99x00x	甲状腺の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	10	2.00	7.96	0.00	66.00
100040xxxxx00x	糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	10	11.70	13.25	0.00	60.30
110310xx99xxxx	腎臓又は尿路の感染症　手術なし	–	–	13.14	–	–

糖尿病・内分泌内科では、「２型糖尿病」「１型糖尿病」及び「内分泌疾患」に対して入院療養をしています。
　疾患名で最多の項目は「2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く)」６３件、次いで「糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡」と「副腎皮質機能亢進症、非機能性副腎皮質腫瘍」が１１件ずつとなっています。
※ＤＰＣコード別の件数が１０件未満の症例については、「令和４年度病院情報の公表の集計条件等について」により、ハイフンを入力しています。

乳腺甲状腺外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	平均年齢
090010xx010xxx	乳房の悪性腫瘍　乳腺悪性腫瘍手術　乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴うもの（内視鏡下によるものを含む。））等　手術・処置等１なし	94	10.00	10.15	60.61
090010xx99x4xx	乳房の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等２４あり	73	1.99	3.94	58.47
090010xx02xxxx	乳房の悪性腫瘍　乳腺悪性腫瘍手術　乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴わないもの）	47	4.21	5.88	54.47
090010xx99x8xx	乳房の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等２８あり	19	2.00	4.21	51.95
090020xx97xxxx	乳房の良性腫瘍　手術あり	12	3.33	4.10	50.17

乳腺外科の疾患名分類で最多は「乳房悪性腫瘍」で、全体の９１．１％、２４８件となっています。そのうち、手術症例は１４５件、化学療法症例は１２０件でした。
　

腎臓内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
110280xx9901xx	慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全　手術なし　手術・処置等１なし　手術・処置等２１あり	15	9.93	13.74	6.67	72.40
110280xx9900xx	慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全　手術なし　手術・処置等１なし　手術・処置等２なし	10	8.40	10.39	10.00	80.90
110280xx02x00x	慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全　動脈形成術、吻合術　その他の動脈等　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	–	–	7.87	–	–
130111xxxxx00x	アレルギー性紫斑病　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	–	–	11.32	–	–
100202xxxxxxxx	その他の副腎皮質機能低下症	–	–	10.38	–	–

腎臓内科で分類されたＤＰＣコードは４９項目、９６件でした。
　疾患名では「慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全」が最多の３５件で全体の３６％を占めています。手術の有無、人工腎臓、副傷病名の有無によりＤＰＣコードは細分化しています。
　※ＤＰＣコード別の件数が１０件未満の症例については、「令和４年度病院情報の公表の集計条件等について」により、ハイフンを入力しています。

初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード

	初発					再発	病期分類基準（※）	版数
	Stage I	Stage II	Stage III	Stage IV	不明	再発	病期分類基準（※）	版数
胃癌	42	–	–	23	–	49	1	8
大腸癌	21	21	24	17	–	23	1	8
乳癌	69	99	52	–		14	1	8
肺癌						–	1	8
肝癌	–	13	–	–	–	80	1	8

※ 1：UICC TNM分類，2：癌取扱い規約

Ⅰ　定義
　①５大癌と呼ばれる胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌の患者さんの人数を初発のUICCの病期分類別※、および再発に分けて集計しています。集計期間中に「初発」として集計されたものは、「再発」には集計しません。
　②集計期間中に退院した患者さんが対象で、延患者数を集計しています。例えば一連の治療期間に入退院を繰り返すなどを行った場合は、同一患者に入退院を繰り返した回数分をかけた延患者とします。
　③病期分類の確定が不正確等で不明な場合は、病期分類は「不明」となります。
　※UICC病期分類
　国際対がん連合（UICC）によって定められた、①原発巣の大きさと進展度、②所属リンパ節への転移状況、③遠隔転移の有無の３つの要素によって各癌をⅠ期（早期）～五期（末期）の４病期（ステージ）に分類するものです。

成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード

	患者数	平均在院日数	平均年齢
軽症	–	–	–
中等症	17	14.12	72.65
重症	–	–	–
超重症	–	–	–
不明	–	–	–

Ⅰ　定義
　①市中肺炎とは、普段の生活の中で羅患した肺炎を指します。
　②この指標では、重症度別に当院で治療を行いました患者様の人数、入院期間、平均年齢を示しております。
　③入院契機傷病名および最も医療資源を投入した傷病名に対するICD10コードがJ13からJ18であるものが対象です。
　④重症度は市中肺炎ガイドラインによる重症度分類システム（AーDROPシステム）により分類しています。
　　　１．男性７０歳以上、女性７５歳以上
　　　２．BUN21mg/dL以上または脱水あり
　　　３．酸素飽和度90％以上
　　　４．意識障害あり
　　　５．収縮期血圧（SBP）90mmHG以下
　　　※５点満点で、１項目該当すれば１点、２項目該当すれば２点。
　　　軽　傷：０点の場合。
　　　中等症：１～２点の場合。
　　　重　症：３点の場合。
　　　超重症：４～５点の場合。ただし、ショックがあれば１項目のみでも超重症とする。
　　　不　明：重症度分類の各因子が１つでも不明な場合。
Ⅱ　解説
　中等症の割合が最も多くなっています。重症になるほど平均在院日数が長くなり、平均年齢が高くなっています。
※10件未満の症例については、「令和４年度　病院情報の公表の集計条件等について」により、ハイフンを入力しています。

脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード

発症日から	患者数	平均在院日数	平均年齢	転院率
3日以内	17	16.41	77.82	38.10
その他	–	–	–	–

解説
当院では、脳疾患の三次救急患者に対する救命救急センターでの対応以外にも、緊急性の考えられる症例（軽症の脳梗塞、脳出血の疑いなど）を診させていただきますので、遠慮なくご連絡ください。

診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）ファイルをダウンロード

リウマチ科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K0821	人工関節置換術（膝）等	10	1.00	18.60	30.00	73.20
K0802	関節形成手術（手）	10	1.00	12.50	0.00	62.20
K110-2	第一足指外反症矯正手術	10	1.00	23.70	0.00	74.40
K0783	観血的関節固定術（指）	–	–	–	–	–
K7211	内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径２ｃｍ未満）	–	–	–	–	–

リウマチ科で実施した手術は、「関節リウマチ」に伴う「関節変形」に対する「人工関節置換術」や「関節形成術」「第一足指外反症矯正手術」であり、入院期間は２～４週間となっています。
※件数が10件未満の手術については、「令和４年度　病院情報の公表の集計条件等について」により、ハイフンを入力しています。

外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K672-2	腹腔鏡下胆嚢摘出術	56	1.39	3.95	0.00	65.23
K634	腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術（両側）	44	1.16	3.36	2.27	67.09
K719-3	腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術	24	2.96	9.38	0.00	71.00
K718-22	腹腔鏡下虫垂切除術（虫垂周囲膿瘍を伴うもの）等	12	0.25	8.50	8.33	54.50
K6552	胃切除術（悪性腫瘍手術）等	10	2.60	15.00	0.00	73.50

外科（消化器外科）で実施した手術の最多は「腹腔鏡下胆嚢摘出術」で60件でした。次いで多い手術は、「鼠径ヘルニア手術」であり、鏡視下で行う「腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術」と腹部切開で行う「鼠径ヘルニア手術」で行っております。

整形外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K1425	脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術（椎弓切除）等	81	2.42	16.83	30.86	68.99
K0821	人工関節置換術（股）等	73	1.27	19.10	45.21	73.77
K0461	骨折観血的手術（大腿）等	56	1.93	17.14	64.29	77.91
K1423	脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術（後方椎体固定）等	41	4.29	18.12	31.71	68.41
K134-22	内視鏡下椎間板摘出（切除）術（後方摘出術）等	31	1.97	7.74	6.45	50.23

整形外科で実施する外科的手術は、周術期管理を伴うため、術前・術後の平均日数が他科に比べ長くなっています。また術後のリハビリ、リハビリ目的の転院が多い傾向にあります。
　主たる術式別の患者数は、最多が「脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓切除)」９３件のほか「人工関節置換術(肩、股、膝)」、「骨折観血的手術(肩甲骨、上腕、大腿)」を主たる手術として実施するほか、複数の術式を実施する場合に併せて行う場合も多くなっています。

形成外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K2193	眼瞼下垂症手術（その他）等	21	0.00	4.10	0.00	72.52
K2191	眼瞼下垂症手術（眼瞼挙筋前転法）等	18	0.00	6.11	0.00	72.00
K2172	眼瞼内反症手術（皮膚切開法）	10	0.00	3.90	0.00	61.50
K333	鼻骨骨折整復固定術	10	1.80	2.90	0.00	21.30
K0052	皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）（長径２ｃｍ以上４ｃｍ未満）等	–	–	–	–	–

形成外科で分類されるDPCコードのうち最多が「眼瞼下垂」の症例でした。
　主たる手術としては、眼瞼下垂手術のうち「その他」２１件、「眼瞼挙筋前転法」１８件、「眼瞼内反症手術」が多くなっております。
※件数が１０件未満の手術については、「令和４年度　病院情報の公表の集計条件等について」により、ハイフンを入力しています。

脳神経外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K1692	頭蓋内腫瘍摘出術（その他）等	12	3.17	13.75	16.67	58.17
K164-2	慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術	12	0.00	9.58	16.67	79.50
K171-21	内視鏡下経鼻的腫瘍摘出術　下垂体腫瘍等	–	–	–	–	–
K1901	脊髄刺激装置植込術（脊髄刺激電極を留置）	–	–	–	–	–
K6182	中心静脈注射用植込型カテーテル設置（頭頸部その他）	–	–	–	–	–

脳神経外科で分類される疾患名のうち最多は「脳腫瘍頭蓋内腫瘍摘出術等処置2なし等副傷病なし」で、うち頭蓋内腫瘍摘出術(その他)を１２件実施しました。
　「頭蓋・頭蓋内損傷」による「慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭)、穿孔洗浄術」も１２件行なっています。
※件数が10件未満の手術については、「令和４年度　病院情報の公表の集計条件等について」により、ハイフンを入力しています。

眼科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K2821ﾛ	水晶体再建術（眼内レンズを挿入）（その他）等	280	0.43	2.24	0.00	76.30
K2801	硝子体茎顕微鏡下離断術（網膜付着組織を含む）等	104	0.28	2.38	0.00	70.97
K2682	緑内障手術（流出路再建術）等	21	0.38	2.67	0.00	78.71
K2802	硝子体茎顕微鏡下離断術（その他）	13	0.15	2.23	0.00	75.69
K204	涙嚢鼻腔吻合術	–	–	–	–	–

眼科の主な手術は、短期滞在型の入院で実施する「水晶体再建術（眼内レンズを挿入するもの）」が280件で、主たる手術の最多症例でした。
次いで、「黄斑、後極変性」に対する「硝子体茎顕微鏡下離断術」104件となっています。
※件数が10件未満の手術については、「令和４年度　病院情報の公表の集計条件等について」により、ハイフンを入力しています。

放射線科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K616-41	経皮的シャント拡張術・血栓除去術（初回）	24	0.00	0.75	0.00	71.17
K616-42	経皮的シャント拡張術・血栓除去術（１の実施後３月以内に実施）	–	–	–	–	–
K616	四肢の血管拡張術・血栓除去術	–	–	–	–	–
K6152	血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）（選択的動脈化学塞栓術）	–	–	–	–	–
K6153	血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）（その他）	–	–	–	–	–

　　放射線科では、院内各診療科からの依頼を受け、放射線治療、放射線機器を用いた低侵襲治療（IVR）を実施しております。
手術手技となるIVRでは、「医療資源を最も投入した傷病名」の診療科の主たる手術としてカウントされております。
※件数が10件未満の手術については、「令和４年度　病院情報の公表の集計条件等について」により、ハイフンを入力しています。

皮膚科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K0072	皮膚悪性腫瘍切除術（単純切除）等	13	0.92	3.85	0.00	77.38
K013-22	全層植皮術（２５ｃｍ２以上１００ｃｍ２未満）	–	–	–	–	–
K0062	皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部以外）　長径３センチメートル以上６センチメートル未満等	–	–	–	–	–
K0063	皮下腫瘍摘出術（露出部以外）（長径６ｃｍ以上１２ｃｍ未満）	–	–	–	–	–
K0061	皮下腫瘍摘出術（露出部以外）（長径３ｃｍ未満）	–	–	–	–	–

　　皮膚科の手術では、疾患名で２番目の「皮膚悪性腫瘍(黒色腫以外)」に伴う「皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除)」が１３件と最多になっています。
※件数が10件未満の手術については、「令和４年度　病院情報の公表の集計条件等について」により、ハイフンを入力しています。

泌尿器科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K8036ｲ	膀胱悪性腫瘍手術（経尿道的手術）（電解質溶液利用）等	151	1.11	4.31	0.00	74.11
K7811	経尿道的尿路結石除去術（レーザー）等	72	1.01	2.69	0.00	58.31
K843-4	腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術（内視鏡手術用支援機器を用いる）等	66	1.61	10.61	0.00	71.18
K773-2	腹腔鏡下腎（尿管）悪性腫瘍手術	24	1.96	10.75	0.00	75.25
K783-2	経尿道的尿管ステント留置術	18	0.67	8.72	11.11	72.11

　　泌尿器科の手術では「膀胱悪性腫瘍手術」で１５１件で、腹腔鏡による手術は８件でした。
次に多い手術は経尿道的尿路結石除去術で７２件で殆どレーザーによる手術です。
腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術は６６件で内視鏡手術用支援機器を利用した手術を行っています。

救急医学科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K386	気管切開術	17	22.94	36.59	88.24	61.94
K6151	血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）（止血術）	12	0.00	27.33	66.67	70.50
K147-2	頭蓋内モニタリング装置挿入術	–	–	–	–	–
K6021	経皮的心肺補助法（初日）	–	–	–	–	–
K654	内視鏡的消化管止血術	–	–	–	–	–

　　救急科の手術については、新型コロナウイルス感染症の重症患者に対する「気管切開術」が最多の１７件となっています。２番目に多いのは「頭蓋・頭蓋内損傷」による「血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(止血術)」となっています。
　※件数が10件未満の手術については、「令和４年度　病院情報の公表の集計条件等について」により、ハイフンを入力しています。

消化器内科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K6152	血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）（選択的動脈化学塞栓術）	45	1.16	7.38	2.22	75.89
K6532	内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術（早期悪性腫瘍胃粘膜）等	43	1.30	5.91	0.00	72.67
K7212	内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径２ｃｍ以上）	29	0.38	1.34	0.00	67.38
K7211	内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径２ｃｍ未満）	25	0.92	1.52	0.00	70.68
K533-2	内視鏡的食道・胃静脈瘤結紮術	24	1.79	7.83	0.00	62.17

　　消化器内科の手術件数は全体で３９３件あり、そのうち２１８件が内視鏡による手術となっています。全体での内視鏡による割合は55％ととなっています。

乳腺甲状腺外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K4763	乳腺悪性腫瘍手術（乳房切除術（腋窩部郭清を伴わない））等	53	0.98	8.06	0.00	61.51
K4762	乳腺悪性腫瘍手術（乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴わない））等	48	0.98	2.23	0.00	54.44
K4765	乳腺悪性腫瘍手術（乳房切除術・胸筋切除を併施しない）	26	1.00	8.77	0.00	60.00
K4764	乳腺悪性腫瘍手術（乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴う））	12	1.00	6.83	0.00	55.92
K474-2	乳管腺葉区域切除術等	–	–	–	–	–

　　乳腺外科の疾患名分類で最多は「乳房悪性腫瘍」でした。
「乳房悪性腫瘍」に対し実施する手術のうち、乳房切除術が８８件、乳房温存する「乳腺悪性腫瘍手術（乳房部分切除術腋窩部郭清を伴わないもの）」で５３件となっています。また、全体の手術に占める乳房切除術の割合は
８２％になっています。
　※件数が10件未満の手術については、「令和４年度　病院情報の公表の集計条件等について」により、ハイフンを入力しています。

腎臓内科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K6121ｲ	末梢動静脈瘻造設術（内シャント造設術）（単純）等	11	5.73	6.64	9.09	71.64
K783-2	経尿道的尿管ステント留置術	–	–	–	–	–
K775	経皮的腎瘻造設術	–	–	–	–	–
K6192	静脈血栓摘出術（その他（観血的））	–	–	–	–	–
K6151	血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）（止血術）	–	–	–	–	–

　腎臓内科では、血液浄化療法を行うため、血管から血液を導き出す出入り口を確保するシャントの設置術が、最も多い手術となっております。
　※件数が１０件未満の手術については、「令和４年度　病院情報の公表の集計条件等について」により、ハイフンを入力しています。

その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）ファイルをダウンロード

DPC	傷病名	入院契機	症例数	発生率
130100	播種性血管内凝固症候群	同一	–	–
130100	播種性血管内凝固症候群	異なる	–	–
180010	敗血症	同一	–	–
180010	敗血症	異なる	–	–
180035	その他の真菌感染症	同一	–	–
180035	その他の真菌感染症	異なる	–	–
180040	手術・処置等の合併症	同一	47	0.84
180040	手術・処置等の合併症	異なる	–	–

　　Ⅰ　定義
○播種性血管内凝固症候群（DIC）
　感染症などによって起こる、全身性の重症な病態です。
○敗血症
　感染症によって起こる、全身性炎症反応の重症な病態です。
○真菌症
　真菌による感染症です。
○手術・処理等の合併症
　手術や処置などに一定の割合で発生してしまう病態です。術後出血や創部感染などが挙げられます。合併症はどのような術式でもどのような患者さんでも一定の確率で起こりえるもので、医療ミスとは異なります。
Ⅱ　解説
　この指標は、医療の質の改善に資するため、臨床上ゼロにはなりえないものの少しでも改善すべきものとして播種性血管内凝固症候群、敗血症、その他の真菌症、手術処置等の合併症について、入院契機病名（入院のきっかけとなった傷病）の同一性の有無を区別して症例数と発症率を示したものです。
※10件未満の症例については、「令和３年度　病院情報の公表の集計条件等について」により、ハイフンを入力しています。

更新履歴

初回更新: 令和4年10月1日

令和3年度 病院指標

令和3年度　病院指標